2000年7月号・主要内容
1 アジア柔道選手権大会
アジア柔道選手権大会は、5月26日(金)から28日(日)の3日間、大阪府中央体育館において開催された。本大会はシドニ−オリンピクアジア最終予選を兼ねており、日本としては昨年の世界選手権大会で獲得できなかった男子81kg級、73kg級、66kg級の3階級、女子57kg級の出場枠を手に入れる最後のチャンスであった。日本選手はよく健闘し全員入賞、男女とも全階級のオリンピック出場枠を獲得した。また、今回のアジア選手権大会から、世界選手権と同様に「一本トロフィ−」の表彰があり、男子は81kg級のシャリハニ(イラン)選手、女子は52kg級の磯崎祐子選手が獲得した。
2 講道館春季紅白試合
講道館恒例の春季紅白試合は、6月4日(日)午前9時から講道館大道場において開催された。当日は東京・関東地区の高校、大学、実業団を中心に昨年を上回る新進気鋭の若人626名(男子515名、女子111名)が参加し盛大に開催された。紅白試合は明治15年嘉納師範が講道館柔道を創始されてから間もなく始まったという極めて長い歴史と伝統を持っているものであり、勝ち抜き戦で優秀な成績を収めれば規定により抜群即日昇段が認められているという大きな特色をもった試合である。今回の抜群即日昇段者は男子の2名だけで、例年の比し少なかった。
3 全国警察柔道選手権大会
本大会は5月19日(金)日本武道館において盛大に開催された。試合形式は、無差別、100kg級、90kg級、81kg級、73kg級、66kg級の6階級で行われた。また、一昨年から女子柔道が特別試合(無差別)として実施されている。今年は全て所属の異なる選手が優勝した、これは6階級制になって初めてのことである。
4 カザフスタン国際柔道大会
4月1日(土)、2日(日)の2日間、カザフスタンの主要都市アルマトィでカザフスタン国際柔道大会が行われた。アルマトィは3年前まではカザフスタンの首都で、中央アジアではウズベキスタンのタシュケントと並ぶ大都市で今でもビジネス、学問、文化の中心である。大会は5カ国が参加して開催された。
日本選手は次の通りである。
90kg級 矢嵜 雄大(明治大学)
81kg級 小野 卓志(筑波大学)
73kg級 斉藤 順道(国士舘大学)
66kg級 須藤 英雄(山梨学院大学)
5 フランスジュニア国際柔道大会
4月22・23日の2日間、フランス、クレルモンフェランのメゾン・デ・スポ−ツにおいて開催された。大会後、ヴィジ−という所に移動し3日間国際合宿(約10カ国)に参加した。日本選手は次の通り。
◎男子
60kg級 米富 和郎(比叡山高校)
66kg級 篠崎 悠(筑波大学)
73kg級 橋口 幸治(東海大学)
81kg級 谷口 望(東海大学相模高校)
90kg級 竹重 仁人(日本体育大学)
100kg級 本郷 匡道(帝京大学)
100kg超級 高井 洋平(国士舘高校)
◎女子
48kg級 松田 邦恵(沖学園高校)
52kg級 佐藤 愛子(旭川南高校)
57kg級 根崎 裕子(筑波大学)
63kg級 谷本 歩実(筑波大学)
70kg級 風戸 晴子(帝京大学)
78kg級 五戸 芳(天理高校)
78kg超級 塚田 真希(東海大学)
6 全国少年柔道大会
第20回全国少年柔道大会は、5月5日(祝・金)に講道館において開催された。北海道から九州まで48都道府県の代表が参加し熱戦が展開された。試合は団体戦、5年生の個人戦及び6年生の個人戦である。なお、前日の4日には講道館大道場で、少年団主催の合同錬成が実施された。岡田弘隆講師の講話、道場での体操、受身、技の説明と指導、全柔連強化コ−チ・講道館指導員・筑波大学柔道部部員を相手に乱取稽古等が行われた。
7 平成12年度柔道夏期講習会要項
柔道夏期講習会第二部、女子柔道夏期講習会、柔道夏期講習会第一部の要項を掲載。
8 暑中稽古実施要項
暑中稽古の実施要項を掲載。
9 その他
- 全柔連事務局のペ−ジ(嘉納治五郎杯国際柔道大会協賛旗へのご協賛募集)
- 欧州柔道選手権大会視察報告 持田達人氏、射手矢岬氏、小山勝弘氏執筆
- 九段の集い 安部一郎氏執筆
- 講道館講習会(中国地区、愛媛県、品川区、四国地区、富山県、青森県、福島県)
- リビア派遣柔道使節団報告記 村田直樹氏執筆
- 故 高田勝善先生のご逝去を悼む 仙石常雄氏執筆
- 講道館月次試合
- 柔道界展望台
- 講道館昇段者
細部は「柔道」7月号をご覧ください。