近年、競技柔道が、世界的に発展を見せる中、これまでの技名称では、分類が難しい技が生まれてきています。
先般、IJFは、この状況に対応すべく、新しく公式の技名称を決定しました(決定の経緯、IJFより、教育普及理事佐藤宣践氏が、検討を委託され「全柔連」のワーキンググループで検討し、その原案をまとめた)。
これに対して、講道館では「技研究部」において「講道館技名称」と「IJF技名称」の技の分類と名称の相違点については1996年3月より研究を重ね、1997年4月1日付で、講道館柔道・技名称の一部変更を行いました。
研究の経緯について、以下に簡単にまとめ、技名称変更の報告とします。
1.「国際柔道連盟」の決定した「講道館・技の分類・技名称」との相違点
- 「背負投」から分離して、「一本背負投」(手技)を新名称とした。
- 「釣込腰」から分離して、「袖釣込腰」(腰技)を新名称とした。
- 足払技の名称の“払い”の読み方を“ばらい”に統一した。
- 「真捨身技」「横捨身技」の二つの分類を「捨身技」一つの分類にまとめた。
- 「小内刈」(足技)から分類して、「小内巻込」(「捨身技」)を新名称とした。
- 「帯取返」(「捨身技」)の新名称とした。
- 「本袈裟固」の“本”を除いて「袈裟固」とした。
- 「浮固」を新名称とした。
- 「後袈裟固」を新名称とした。
- 「裏固」を新名称とした。
- 「腰絞」を新名称とした。
- 「腕挫十字固」等の“腕挫”を削除した。
- 「抱上」「胴絞」の技名称を削除した。
2.相違点についての検討結果
(1.の相違点の内、講道館技名称を変更したものについてのみ記載、他は現行通りという結論となった)
1.「一本背負投」(手技)の新名称について
2.「袖釣込腰」(手技)の新名称について
7.「本袈裟固」の“本”を除いた「袈裟固」の名称について
- 注:IJF(国際柔道連盟)