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この連載は、書籍「写真解説講道館投技」からの抜粋です。(著:醍醐敏郎十段、演技 取:仙石常雄八段、受:佐藤正八段 )

2.一本背負投(いっぽんせおいなげ)<手技>

一本背負投(いっぽんせおいなげ)の技法
「双手背負投」と同様にして、取は、受の体を真前に浮かし崩しながら体を捌いて、右腕を右胸部下から摺り上げて、右脇下に振り入れて上腕部を密着させ、左手を引き付けて受の右腕を抱え制し、背負い上げて投げる。(写真1)
「双手背負投」とは、手の使い方に相違があります。

(写真1)

応用の技法

1. 取は、右腕で受の左腕を巻き込むようにして、受の右脇下に押し込んで両腕を交差させて制しながら、背負って投げる。(写真2)

(写真2)
2. 取は、受の体を背負い上げながら、右腕をかえして、受けの右腰のあたりにあてて制して投げる。(写真3)
(写真3)
3. 取は、右足を受の右脚の外側に深く踏み込み、右脚で受けの右膝を押し上げながら背負って投げる。(写真4)

4. 取は、背負い上げながら体を捨て、巻き込んで投げる。

*この技法は「内巻込」に類似していますが、その相違については、「内巻込」の解説で触れることにします。


(写真4)