新世紀の開幕を飾る大会として開催された第9回大会は、初めての試みとして体重別のみトーナメントで行われた。2〜3名によるリーグ戦で決勝トーナメント進出者を決め、16名によるトーナメントで「体重無差別世界王者」の座が争われた。前年のシドニー五輪100kg級金メダリストの井上康生、100kg超級銀の篠原信一が欠場したものの、81kg級金メダルの瀧本誠が重量級の選手を相手にベスト8入りを果たす活躍で場内を沸かせた。また、棟田康幸、高井洋平という次代を担う若手重量級選手の活躍も期待されたが、棟田はロシアのアレクサンダー・ミハイリンに判定負け、高井はベテラン・下出善紀に判定負けし、とも準々決勝で姿を消した。ミハイリンと下出、瀧本を破った生田秀和と江上忠孝の間で争われた準決勝は、下出が送り襟絞めでミハイリンに、江上は豪快な釣り込み腰で生田に快勝し、決勝へ駒を進めた。ベテラン同士の対決となった決勝は、下出が先手先手で攻めて、江上の得意技・釣り込み腰を封印させ、「注意」を奪って優勢勝ち。見事、栄冠を勝ち取った。 |