前回まで秋に開催されていた嘉納杯だが、各国の選手たちがスタートを切る年頭に開催時期を変更。バーミンガム世界選手権を10月に控えた今大会には、世界の有力選手が出場し、レベルの高い大会となった。そんな中、とりわけ活躍が目を引いたのが、100kg超級の棟田康幸と100kg級の鈴木桂治、2人の高校生。過去、高校生の入賞者は出ていなかったが、棟田がトメノフら並み居る強豪を破って初優勝。鈴木も堂々の3位入賞を果たした。もう1人、若手で注目された100kg級の井上康生も3位。結局、100kg級を制したのは、康生の兄、智和で、井上智は優勝候補筆頭のナツラを破っての殊勲の優勝だった。60kg級では、第一人者の野村忠宏が準決勝で左ヒザを傷めて敗退し、その野村を破った内柴正人が初優勝を飾った。また、81kg級は塘内将彦が5試合中4試合一本勝ちという素晴らしい内容で優勝。日本は4階級を制したが、73kg級では入賞者もないという結果に終わった。 |