7月のアトランタ五輪で優勝し、一躍時の人となった60kg級の野村忠宏と71kg級の中村兼三の2人が、観客とマスコミの注目を集めた。中村兼三はこの大会では階級を上げ78kg級にチャレンジしたが3回戦で右手首を負傷。結局、この試合は「警告」優勢勝ちで勝ち上がったものの、準決勝の尾辻大輔戦では力を出し切れず「注意」を取られて敗退し、このクラスは窪田和則が初優勝を果たした。一方、60kg級の野村忠宏は五輪前より一回り成長した姿を見せた。準決勝までは得意の背負い投げを駆使して勝ち上がり、準決勝では原田堅一を小内刈り「効果」で破って決勝へ進み、決勝でも宿敵・徳野和彦からあわや「一本」という豪快な背負いでポイントを奪い、このクラス第一人者を強くアピールした。また、95kg超級は前回無差別級を制した真喜志慶治が安定した内容で優勝。無差別級は篠原信一が全試合一本勝ちという素晴らしい内容で初優勝を果たした。 |