95年幕張世界選手権のプレ大会として、過去最高の52カ国・244名が参加して行われ、日本は第2回大会以来の6階級制覇を果たした。とりわけ注目を集めたのが86kg級。階級を上げたバルセロナ五輪78kg級金メダリストの吉田秀彦と、ハミルトン世界選手権優勝の中村佳央の王者対決だった。両者は順当に勝ち上がり決勝で相対。吉田が切れ味鋭い内股で一本勝ちし、観衆の大声援を受けた。大会直前のアジア大会で優勝し好調を持続していた岡泉茂は、95kg級では須貝等以来久々の金メダルを獲得。国際大会で圧倒的強さを見せていた65kg級の世界王者・中村行成も、安定した実力を見せ国内外のライバルを退けた。60kg級はハミルトン世界選手権優勝以後、スランプに陥っていた園田隆二が復活の金メダル。無差別級では高校時代から大器と言われながら伸び悩んでいた真喜志慶治が初のビッグタイトルを獲得。78kg級では学生王者・中野陽一が殊勲の初優勝を飾った。 |