第1回大会は、講道館創立100周年を記念し、1978年11月、日本武道館において開催された。1976年のモントリオール五輪では6階級中、日本は中量級の園田勇、軽重量級の二宮和弘、無差別級の上村春樹の3人がメダルを逃し、日本と世界の実力が非常に拮抗していることを実感させられた。こうした世界柔道の潮流の中で開催された第1回大会。日本は地元開催ということで「全階級制覇」が期待されていた。中でも注目されたのは、若干20歳で全日本選手権2連覇を成し遂げ、破竹の勢いの山下泰裕。山下はその期待に応え、初日の95kg級では決勝の上村春樹を含め、全試合一本勝ちで優勝。最終日の無差別級でも優勝し見事2階級制覇を果たし、山下時代の到来を印象づけた。日本は、初日の95kg級以下級で優勝を逃したものの8階級中7階級を制し、なんとか面目を保った。 |