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4月29日 全日本柔道選手権大会(日本武道館)試合結果 (左側が勝者)
決勝 (優勝)小川直也 一本(掬投 すくいなげ)三谷浩一郎 平成8年の全日本柔道選手権は、小川直也5段(推薦・日本中央競馬会)の2年連続7回目の優勝で幕を下ろした。 小川選手は、全日本選手権大会出場は今年が最後という覚悟で試合に臨み、大会序盤こそ緊張のためか技が出なかったものの徐々に調子を上げ特に決勝戦は気迫あふれる素晴らしい試合であった。 今大会の最大の見所は、先の全日本柔道選抜体重別大会+95kg級で優勝し、アトランタオリンピック代表の最右翼となった 真喜志慶治4段(近畿・警視庁)と小川選手の準決勝と見られていたが、1回戦で高校チャンピオンの井上康生2段(関東・東海大学付属相模高校)に敗退し、この対戦は実現しなかった。井上選手は、高校生としては山下泰裕7段(現東海大学教)以来21年ぶりの全日本出場であり、3回戦で惜敗したものの非常に高い将来性を感じさせた。 その他の選手では、竹村典久5段(中国・広島県警察)が、今大会の出場選手中最も低い170cmという身長ながら2・3・4回戦をすべて一本勝という素晴らしい技の切れを見せた。また、決勝で小川選手に敗れたものの篠原・増地といった強豪選手に一本勝した三谷浩一郎4段(東京・日本道路公団)の試合ぶりも見事なものであった。 今大会は、全35試合中15試合が一本勝という非常に見ごたえのある大会であり、思い切りの良い技をぶつけ合う試合の醍醐味を改めて痛感できた大会であった。 (講道館・醍醐 敏郎談)
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